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これまで当サイトでは肝機能障害に水素(これまでは主に水素ガス吸引)が効果を発揮する可能性を示唆する論文のご紹介をしてまいりました。今回は水素水飲用が肝臓に作用する効果に関する論文をご紹介させていただきたいと思います。

また、これまでご紹介させていただいた論文の臨床試験内容は肝臓もしくは肝臓に作用する周辺域における活性酸素や障害発症物質の除去効果に関するものでしたが、今回ご紹介させていただく内容は肝機能に直接影響する肝臓の遺伝子の増加への作用を検証するという非常にユニークな試験になります。

水素水を飲むことで肝臓の酸化還元に関する遺伝子が増加

この検証は2011年に東京大学の農学部によって実施されたものになります。ラット群に4週間水素水を与えた後、「DNAマイクロアレイ法」という手法にて細胞内の遺伝子の発現量を測定しました。すると、たんぱく(酵素)を生成する548番遺伝子の増加とともに695番遺伝子の減少が確認されました。

Hepatic oxidoreduction-related genes are upregulated by administration of hydrogen-saturated drinking water.

これまでもお伝えさせていただいているとおり、水素水には身体に不調をもたらす活性酸素を除去するという作用(抗酸化作用)があります。この作用は私たちに大きなメリットを授与しますが、これにより得られる効果は「一過性かつ一次的なもの」でした。ですが、今回示唆された「酵素を発生する遺伝子の増加効果」は遺伝子の増加により、酵素の増量という「二次的な効果」を期待できるものになります。

これまで水素水の摂取により効果が確認されてきた抗炎症作用、抗アレルギー効果、脂肪や糖分などの代謝改善効果などは、効果そのものは認められたものの、なぜ水素水がこれらの効果を発揮するのか、そのメカニズムが完全解明されていないのが現状ですが、この遺伝子への作用によってもたらされたものである可能性が高いという見解も多くあります。

以降の研究により、これらのメカニズムがさらに解明されていくことを期待したいと思います。

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