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発達障害は最近、特に注目されているワードの1つです。近年、発達障害は子供だけでなく大人にみられる特徴として注目されていますが、この発達障害は成長過程や経験などによってなるものではなく、先天的なものと考えられています。

この発達障害の要因の1つとして考えられているのが「胎児期の海馬損傷」です。お母さんのおなかの中で何がしかの影響により脳の海馬に損傷もしくは未発達が生じるもので、母体と胎児をつなぐ血流による影響が現在注目されています。

今回は、発達障害リスクの1つ「海馬損傷」に水素水がもたらす効果についての臨床試験をご紹介させていただきます。

臨床試験内容

この臨床試験は、前回ご紹介した気管支肺異形成症に関する試験同様、名古屋大学の医学部によって実施されたものになります。内容としましては、妊娠16日目のラット群を2つのグループに分けた後、子宮および卵巣の両方の動脈を一時的に閉塞、虚血・再灌流を引き起こし、胎児ラットの海馬損傷を発症させ、一方には試験開始前から分娩まで水素水を与え続け、もう一方には食塩水を与え続けました。

結果、まず母親ラットに見られた効果として、水素水を与えたラットグループの胎盤の損傷が、もう一方のグループと比べ減少傾向が見られました。また、胎児ラットには神経細胞のダメージの軽減、さらには記憶試験実施の結果、空間把握能力などを示す参照記憶の改善が見られ、結果、海馬損傷の予防効果を確認することができました。

Maternal molecular hydrogen administration ameliorates rat fetal hippocampal damage caused by in utero ischemia-reperfusion.

総括

この試験結果によって、妊娠中に水素水を摂取することで生まれてくるお子さんの発達障害発症の1つのリスクである海馬損傷の予防効果を期待できる可能性が示唆されました。

冒頭でも申し上げたように、発達障害は先天的要因により発生するものと言われています。さらに研究が進み、効果が決定的なものとして実証されることを期待したいですね。

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