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日本人の約2~3割は何がしかの「痛み」に悩んでいるといわれております。代表的なものとして腰痛、肩こり、頭痛などが挙げられますが、これらの痛みが重度の慢性痛化したものが「神経障害性疼痛」になります。

神経障害性疼痛は、代表的なものとして皮疹が発症、それが治った後も皮膚の痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」、長期の糖尿病発症により生じる「糖尿病性神経障害」、また、脊柱管狭窄症が治った後に残る「継続的な痛み」などが挙げられます。

神経障害性疼痛は、痛みを感じる患部そのものに外傷などの痛みの原因があることで生じるものではなく、その領域における神経が損傷することで起こる感覚異常です。近年、この感覚異常は強度のストレスが長期に渡ってかかり、脳の機能が破壊されることで発症するものと考えられています。

この「神経障害性疼痛」の症状改善に水素水の効果が期待されており、2014年にその検証が防衛医大にて行われました。今回はその検証の結果をご紹介させていただきたいと思います。

水素水摂取によりマウスの異痛・過敏痛が改善した

まずは当検証の概要の説明から。はじめにマウス群の坐骨神経を部分的に結紮し、病態モデルを再現しました。その後、マウス群に飽和濃度(1.5ppm)の水素水3週間与え、神経障害性疼痛による2種の痛み、「機械的な異痛」「熱性痛覚過敏痛」を経過観察いたしました。

結果、発症誘導期(結紮後0~4日)については、「機械的な異痛」「熱性痛覚過敏痛」の両症状ともに改善がみられました。ですが維持期(4~21日)においては、「熱性痛覚過敏痛」には軽減が見られましたが「機械的な異痛」については軽減が見られませんでした。さらに、同時に経過観察を行った酸化ストレスマーカーの測定結果においては、結紮によって起こる酸化ストレスの減少が確認されました。

Molecular hydrogen attenuates neuropathic pain in mice

以上を踏まえ、水素水の飲用が神経障害性疼痛に臨床的な効果をもたらす効果を期待できることが実証されました。さらなる研究の進展により、今後、人体における効果の実証がなされることを期待したいと思います。

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