糖尿病

厚生労働省の発表によると、平成25年度の肥満者(BMIが25以上:体重(kg)/身長(m)×身長(m))の割合を調べたところ、男性が28.6%、女性が20.3%と人口の実に4分の1の方が肥満に該当するという結果になりました。肥満は糖尿病や脂肪肝など様々な疾患の原因となる生活習慣病であるといわれております。

また、肥満には該当しないものの、日々の生活が忙しく定期的に身体を動かすことができていなかったり、ストレスや付き合いでつい過剰な飲食をしてしまったり、もしくは年齢を重ね、だんだんと脂肪・糖分の消費がされにくくなってきたことが原因で本来の理想体型よりも若干肉付きがよくなってしまっている身体を気にされている方、特に女性の方はこの件で悩まれている方が多いのではないでしょうか?確かに程よく引き締まった身体は、健康的で魅力的に見えるものです。

そういった意味で、この「ダイエット」は現代社会において多くの人が日々の課題の一つと言えそうです。今回は、この水素水のダイエット効果を検証した臨床試験に関する論文をご紹介していこうと思います。

水素水を飲むことで肥満および2型糖尿病が改善

この研究は太田成男先生が所属される日本医科大学および東京都健康長寿医療センターの共同で2011年に実施されました。メタボリックシンドロームの病態モデルとして開発された(太らされた)ラット群を2つのグループに分け、一つ目のグループに普通の水を、2つ目のグループに水素水16週間与えました。

さらにレプチン受容体が欠損したdb/db肥満(2型糖尿病に相当)に該当するマウス群においても同様の水素水を同期間与え、その後、血清グルコース、インスリン、中性脂肪(高脂血症の抑制効果を調べるため)、合わせて遺伝子の発現プロファイルを確認しました。

その結果、水素水を飲む続けた2グループにおいて、高脂血症の抑制効果が認めらえるのに十分な血清グルコース、インスリン、中性脂肪の低下が確認されました。また、遺伝子発現プロファイルの結果、脂肪酸とグルコースの消費を促進する働きがあるホルモン、FGF21の増加が確認されました。

これにより、水素水の経口摂取に脂肪燃焼効果、あわせて2型糖尿病の改善効果が確認されたのとともに、そのメカニズムの一部として当該ホルモン(FGF21)の増加効果が認められました。

Molecular Hydrogen Improves Obesity and Diabetes by inducing Hepatic FGF21 and Stimulating Energy Metabolism in db/db Mice

この検証より、水素水の継続飲用にはダイエット効果(メタボリックシンドロームの改善効果)、さらには2型糖尿病の改善が期待できることが判明いたしました。この研究の着目点としては、これらの結果と合わせてその原因として水素水が遺伝子の増加ならびに活性化に関与した可能性があることが判明したことにあります。

機能不全や不足が生じている遺伝子に対し正常化の効果を期待できることが判明すれば、様々な疾患に対し効果を発揮することが期待できそうです。いずれも今後のさらなる検証に期待したいと思います。

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