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肝硬変や肝炎、さらには肝臓ガンなど、肝臓に関する疾患をまとめて肝機能障害といいますが、この肝機能障害発症の原因には様々なものがあります。その1つに画像診断検査時に用いられる「造影剤の投与」によるものがあります。(現在も一部のCT診断時などにおいて、この副作用が認められている造影剤が使用する機関があるようです。)

今回はこの造影剤投与による急性肝障害の予防に水素ガス吸入が一定効果を期待できることを実証した効果臨床試験の結果をご紹介させていただこうと思います。

水素ガス吸引に急性腎障害の発症リスクの軽減の効果

この検証は2014年に慶応義塾大学医学部にて行われたもので、ラット群の静脈から造影剤のイオベルソール、さらにはプロスタグランジン、一酸化窒素合成阻害剤などの肝障害誘発剤を投与し、一方のグループには水素ガスを、もう一方へは水素が含まれないガスを吸入させ、その差を比較したものになります。

結果、水素ガスの吸入を行ったラットは、水素を含まないガスを吸入したラットグループと比較して血中の肝障害発症誘発物質、ならびに腎臓内の細胞死や酸化ストレスの指標に著しい減少効果が見られました。さらに、もう一方と比べて、一貫して老廃物の排泄能力が維持されていたことも確認されました。これらを踏まえ、水素ガスの吸引は急性腎障害の発症リスクの軽減に一定効果を期待できるものと結論付けられました。

Inhalation of Hydrogen Gas Is Beneficial for Preventing Contrast-Induced Acute Kidney Injury in Rats.

今回の実験は「水素ガスの吸入」による効果に関するものになります。以降、水素水飲用でもって同様の効果が期待できるかどうかの検証試験さらには、ラットではなく人体においても同様の効果が期待できるのかどうかについてさらなる検証が行われることを期待したいと思います。また、当サイトにおいても民間で行われているの「水素ガス吸引サービス」について近日中にご紹介させていただきたいと思います。

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