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水素水摂取によるパーキンソン病発症の予防・症状抑制に関する研究論文は、このサイトでも度々紹介させていただいております。その中の1つとして、2013年に順天大学において、人体への効果効能についての検証結果が記載された論文をご紹介させていただきましたが、今回はその以前に行われたマウスによるパーキンソン病において水素水飲用がもたらす効果・効能についての検証結果が記載された論文をご紹介させていただきたいと思います。この論文は2種の水素濃度の水素水を使った点がユニークな点として挙げられます。

この検証は2009年に九州大学薬学大学院他によって行われたものになります。神経毒の一種「MPTP」によりパーキンソン病を発症させたマウス群を2グループに分け、一方に濃度1.5ppmの飽和状態の水素水を、もう一方に0.08 ppmの低濃度水素水を与えたところ、両グループにほぼ同等の効果(酸化ストレスの減少)が確認されました。

Hydrogen in Drinking Water Reduces Dopaminergic Neuronal Loss in the 1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridine Mouse Model of Parkinson’s Disease

この研究結果を踏まえ、今後の研究に期待されること

以上の研究より、マウスにおいて濃度が異なる2種の水素水の飲用は、両方ともに同等の効果が期待できることが実証されました。しかし、冒頭でもご紹介させていただいた順天堂大学が実施した人体における水素水摂取によるパーキンソン病への効果効能に関する検証では、水素濃度1.6ppmの水素水が使用され、水素水飲用を1年間実施した患者群においては、有意な改善が見られたものの、その改善の「程度」はそこまで大きいものではなかったとされています。

これを踏まえ、マウスについては身体の大きさから考慮した際の水分摂取量、ならびに水分摂取の頻度が人よりもはるかに多いため、この結果(濃度1.5ppmと0.08ppm摂取の効果の程度が同等であること)をそのまま人間に当てはめて考えることは妥当ではないと考えます。

これまで行われた臨床試験において、水素水飲用が「有用な効果」をもたらした検証に採用された水素水の多くが水素濃度「2.0ppm前後」であったことから、当サイトでは一日の推奨水素摂取量として2.0ppmを提案させていただいております。以降の研究によって、人体においては、どれほどの水素濃度の水素水を飲むことで、各疾患の予防や症状改善への効果を期待することができるのかが解明されることを期待したいと思います。

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